ハリガネムシ(Spinochordodes tellinii)
ハリガネムシは類線形動物門ハリガネムシ綱(線形虫綱)ハリガネムシ目に属する生物の総称です。 アメリカでは、馬を洗う水桶の中から発見されたことから「horsehair worm」という俗称があります。 内部には袋状の体腔があり、表面はクチクラ(キューティクル)で覆われてお...
レプトケファルス(Leptocephalus)
レプトケファルスは、ウナギ目、カライワシ目、ソコギス目など、カライワシ上目の魚類に見られる平たく細長く透明な幼生のことです。 赤血球が欠落しているため透明です。 体がとても薄く透けているので、海で泳ぐ姿は羽衣のようで美しいです。...
レンソイス・マラニャンセス国立公園(Lencois Maranhenses)
レンソイス・マラニャンセス国立公園は、ブラジル北東部にある、東京23区2個分がすっぽりと入ってしまうほど広大な砂丘、およびこの砂丘を主体とするブラジルの国立公園です。 「レンソイス」はポルトガル語で「シーツ」という意味。衛星写真からも見られる、真っ白いシーツのような砂丘が広...
ドードー(Dodo)
ドードーとは、かつてモーリシャス島に生息していた、シチメンチョウ大の飛べない鳥です。 ハトの仲間で群れで生活し、卵は一度に一卵を直接地面に産んでいました。 船員たちが食糧として乱獲したほか、島に持ち込まれ野生化したブタに卵や雛を食べられたせいで、1681年に絶滅してしまい...
アナレンマ(Analemma)
地球の地軸は公転面に対して23.4度傾いており、しかも楕円軌道で太陽の周りを回っているため、毎日同じ時間に観測するとその軌道は8の字を描きます。 これをアナレンマ(analemma:ギリシャ語で「日時計の台座」の意)と言います。...
オーロラ(Aurora)
オーロラとは、極域近辺に見られる大気の発光現象です。 地球の大気圏の粒子に、宇宙線が衝突して、妖しい光を放ちます。 オーロラの名前はローマ神話の暁の女神アウロラ(Aurora)に由来します。 北極近辺ではノーザンライツ(northern...
ミツツボアリ(Hormigas Meliferas)
ミツツボアリはオーストラリアに分布するアリです。 ミツツボアリの働きアリは花の蜜を回収して巣に持ち帰ります。 集めた蜜は、巣の中に待機するタンク役のアリに口移しして蓄えられていきます。 タンク役のミツツボアリは腹を大きくふくらませて巣の天井にぶら下がり、仲間のために動く...
パラポネラ(Paraponera)
世界最大のアリは、サシハリアリ属のナンベイオオアリです。 またの名をパラポネラと呼びます。 体長は25~35mmもあります。 ニカラグアからパラグアイまでの熱帯雨林地帯に生息しています。 アリは通常集団生活をするものだけど、パラポネラは単独行動をし、木の中に潜み、...
ハゲワシ(Vulture)
ハゲワシ(禿鷲)は、鳥類タカ目タカ科のうち死肉を主な餌とする一群の種の総称です。 死んだ動物に群がる姿から、弱ったものにたかる悪いイメージのたとえに使われることが多い「ハゲタカ」という言葉ですが、正確にはハゲタカという動物はいません。...
粘菌(Slime mold)
粘菌は、変形体と呼ばれる栄養体が移動しつつ微生物などを摂食するという動物的性質を持ちながら、小型の子実体を形成し、胞子により繁殖するという植物的(あるいは菌類的)性質を合わせ持つ、特異な生物です。 ある種の粘菌には「餌を求め、餌と餌の最短距離をつなぐ形に変形する」「光を嫌い...