アリ類(Formicidae)
スズメバチなどに近縁な膜翅目(ハチ目)の昆虫。 つまり、アリはハチの仲間です。 温帯に生息する種の大半には機能する刺針(毒針)はありませんが、熱帯には強烈な毒針を持つ種が多数みられます。 毒針を退化させたグループの中にはおしりの先から蟻酸を放出したり、体から異臭を分泌したり...
アイスランドガイ(ocean quahog)
2007年、西洋アイスランド沖の海底から、400年以上生きている二枚貝が発見されました。 これまで知られている動物の中で最長寿とみられると、英バンゴー大がホームページで発表しました。 見つかった貝はハマグリの仲間で、アイスランドガイという貝でした。 ...
イチジクコマユバチ(Fig Braconidae)
イチジクコバチはイチジクと共に生きてきた昆虫です。 イチジクの果実の中にはたくさんのつぶつぶがあります。 このつぶつぶのひとつひとつが花で、熟すと種子になります。 イチジクは漢字で「無花果」と書くように、実の中に花をつけます(隠頭花序)。...
カブトガニ(Horseshoe crab)
カブトガニは2億年もの昔から、種を絶やさずに生き続けてきた生き物です。 カブトガニにはなんと眼が5つあります。背の方に4つ、うち2つは複眼で物が見え、もう2つは単眼で光を感じるだけです。そして腹の方には1つ、腹眼という明暗を感じる眼があるのです。...
サンゴ(Coral)
熱帯の海を彩るサンゴはイソギンチャクの仲間です。 石灰質の硬い部分は、ポリプと呼ばれるサンゴの本体が分泌した殻です。 枝状やテーブル状に成長しているサンゴは、もとは一個体のポリプが分裂して殖えたクローン集団なのです。 ポリプは光合成をする褐虫藻にすみかを提供し、その排泄物を...
アオアズマヤドリ(Satin Bowerbird)
アオアズマヤドリはオーストラリアに住む鳥です。 アオアズマヤドリのオスは、繁殖期になると地面の上に無数の枝を立て、2枚の壁を作ります。 その小屋(東屋)が完成すると、周りに青い色のものを運んできては装飾をします そしてオスは、完成した東屋の前でメスにアピールします。...
フグ(Puffer fish)
フグの毒成分、テトロドトキシンはフグ自身が生産するのでなく、外部起源のものです。 食物連鎖の結果、テトロドトキシンはシェワネラ・アルガと呼ばれる細菌がもともと生産し、それがフグの体内に蓄積することで毒を持ちます。 フグがこの毒物を体内に蓄積するかというと、自分を守る防御物質...
ダイオウイカ(Giant squid)
ダイオウイカは、世界最大級の無脊椎動物(同時に頭足類)の一種です。 体長は最大で20mを超える個体がいたと言われ、生物界最大の直径30㎝(バスケットボールくらい)にもなる巨大な目玉を持っています。 ダイオウイカの食道は、脳を通って胃に届きます。 ...
コオリウオ(Icefish)
コオリウオは、脊椎動物の中で唯一血液が無色透明の魚です。 コオリウオの場合は、ヘモグロビンではなく、 血漿という成分に酸素を溶かして運搬しています。 そのためにヘモグロビンなしでも生きていけるのです。 しかし血漿の場合、ヘモグロビンと比べて酸素運搬の効率が悪いので、たく...