カモノハシ(Platypus)
オーストラリアにすむ、カモのような幅広い口ばしにモグラのような体、 アヒルのような水かきを持つ哺乳類、それがカモノハシです。
くちばしはゴムのように柔らかく、鋭敏な神経が通っていて、獲物の生体電流を 感知することができるとされています。 水中では目を閉じて泳ぐので、生体電流を頼りに獲物を探します。
さらにオスの後脚には石灰質の蹴爪があり、この蹴爪からは毒が分泌されます。 この毒は、主にディフェンシンのようなタンパク質類(DPL)で構成されています。 犬や猫ほどの大きさの動物なら一瞬にして死に追いやるほど強いものです。
カモノハシは哺乳類でありながら、哺乳類には珍しく卵を産んで子どもを育てます。