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ミツツボアリ(Hormigas Meliferas)


ミツツボアリはオーストラリアに分布するアリです。 ミツツボアリの働きアリは花の蜜を回収して巣に持ち帰ります。 集めた蜜は、巣の中に待機するタンク役のアリに口移しして蓄えられていきます。

タンク役のミツツボアリは腹を大きくふくらませて巣の天井にぶら下がり、仲間のために動くことなくただ蜜のタンクとして生きるのです。 タンク役のミツツボアリのおなかはどんどん丸く膨らんでたまっていき、大きくなると中の蜜が透けて見えるほどに膜が広がります。 丸く膨らんだ部分に時々見える黒い模様は、元は腹の外格だったものです。

オーストリアの先住民であるアボリジニはこの蜜のたまったミツツボアリをおやつ代わりに食べたりします。 甘い蜜とはうらはらに、苦い生涯です。


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