キソウテンガイ(Welwitschia mirabilis)
ウェルウィッチア(一般名・キソウテンガイ)は、アフリカのナミビア共和国のナミブ砂漠に自生する非常に珍しい植物です。 ウェルウィッチアは1億年ほど前に出現したと言われていて、当時から現在に至るまで その姿をほとんど変えていないといわれています。 また、非常に寿命が長く、もっとも長寿なものは2000年以上生きていると考えられています。
ウェルウィッチアの葉は幾重にも重なっていて、うねうねと曲がりくねっていて、奇妙に映ります。 しかし実は、ウェルウィッチアはその生涯を通して、1対2枚の葉しか持ちません。 アフリカーンス語では「不死の2枚葉」という意味のtweeblaarkannedoodと呼ばれます。
幾重にも重なってみえる葉は、成長につれて古くなった葉の両端が縦方向に裂け、 そのまま葉の付け根にとどまったものなのです。 この2枚の葉は、最大で4メートルぐらいになるといわれています。