アナレンマ(Analemma)
地球の地軸は公転面に対して23.4度傾いており、しかも楕円軌道で太陽の周りを回っているため、毎日同じ時間に観測するとその軌道は8の字を描きます。
これをアナレンマ(analemma:ギリシャ語で「日時計の台座」の意)と言います。
赤道では8の字は真横になると考えられていますが、気象上の問題からか撮影された例はありません。
アナレンマを撮影するには、1年間同じ時刻に太陽を撮影し続けなければならなく、忍耐や入念な事前の計画、そして何より運が必要とされる作業です。
アナレンマの撮影に成功しているのは世界で今のところ8人です。