ギニアワーム(Guinea worm)
ギニアワーム(和名 メジナ虫)は、人間に寄生する寄生虫です。 このギニアワームに寄生されると、発熱、激痛という激しい症状を伴うメジナ虫症になります。
まず、ギニアワームの赤ちゃんは、プランクトンのミジンコに食べられることによって、はじめはケンミジンコに寄生します。 この浄化されていない水を、人間が飲んでしまうことにより寄生します。
胃の内部に入ったギニアワームの赤ちゃん入りのケンミジンコは胃酸によって消化されてしまい、ギニアワームの赤ちゃんはケンミジンコの体から脱出します。
ギニアワームは人間の体内で1年前後かけてゆっくりと成長します。 交尾後、オスはメスに吸収されるので、メスだけが成長を続け、最大で1メートル以上の長さに成長します。
人間の体内で成熟したメスのギニアワームは、卵を水中で孵化させるため、皮下に沿って足へ移動し始めます。
ギニアワームが皮下沿いに移動すると焼け付くような痛みを感じるといいます。
自然の少ない先進国とは異なり、発展途上国であれば、その痛みを和らげようと患部を 冷やすため川に行くこともあるでしょう。
薄い皮膚を隔てて、水の冷たさを感知したお母さんギニアワームは、皮膚を破って 何百万匹という子供たちと共に水中へと解き放たれます。