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コオリウオ(Icefish)


コオリウオは、脊椎動物の中で唯一血液が無色透明の魚です。 コオリウオの場合は、ヘモグロビンではなく、 血漿という成分に酸素を溶かして運搬しています。 そのためにヘモグロビンなしでも生きていけるのです。

 

しかし血漿の場合、ヘモグロビンと比べて酸素運搬の効率が悪いので、たくさんの量の血液を循環させることで、運搬効率の悪さを補う必要があります。

そのためにコオリウオの心臓は他の魚より大きめにできていて、血液量も多いです。 そして、循環がスムーズにできるように血液の粘度が低くなっています。

 

コオリウオは水も凍る南極海に分布する魚たち。 ですがコオリウオは凍りません。 なぜなら血液を凍らせないような特殊なたんぱく質(不凍たんぱく質)が含まれているからなのです。


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