粘菌(Slime mold)
粘菌は、変形体と呼ばれる栄養体が移動しつつ微生物などを摂食するという動物的性質を持ちながら、小型の子実体を形成し、胞子により繁殖するという植物的(あるいは菌類的)性質を合わせ持つ、特異な生物です。 ある種の粘菌には「餌を求め、餌と餌の最短距離をつなぐ形に変形する」「光を嫌い...
ユノハナガニ(Gandalfus yunohana)
ユノハナガニは、深海の熱水噴出孔付近に生息するカニで、特殊な環境への適応が多く見られます。 甲幅は40mm前後で、甲羅は丸っこく、光の届かない深海に適応して複眼が退化しており、体色も白いです。 生態や体色は大きく違いますが、外見はサワガニに似ています。...
レミング(Lemming)
レミング(Lemming)は、哺乳綱ネズミ目キヌゲネズミ科ハタネズミ亜科レミング族の動物の総称。 和名はタビネズミ(旅鼠)。北極及び北極近辺のツンドラ生物群系に生息しています。 3~4年周期で個体数が急激に増減することが知られています。...
ドクターフィッシュ(Doctor fish)
ドクターフィッシュとは西アジアに生息するコイ科の淡水魚、学名ガラ・ルファ(Garra rufa)の通称です。 37℃くらいの高温でも生息できるため、トルコの温泉などにも生息しています。 人間の古い角質を食べる習慣があり、アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚疾患に効果があるといい...
ハキリアリ(Leaf-cutting ant)
中南米に棲むハキリアリは農耕をするアリです。 ハキリアリは、役目によって体の大きさが違っていて、みんなでコロニーを形成しています。 まず、大きなハキリアリが外に出て、植物から葉っぱを噛み切って巣に運ぶ役目をします。 自分の体重の20倍もの重さの葉っぱをせっせと運びます。...
アリ類(Formicidae)
スズメバチなどに近縁な膜翅目(ハチ目)の昆虫。 つまり、アリはハチの仲間です。 温帯に生息する種の大半には機能する刺針(毒針)はありませんが、熱帯には強烈な毒針を持つ種が多数みられます。 毒針を退化させたグループの中にはおしりの先から蟻酸を放出したり、体から異臭を分泌したり...
アイスランドガイ(ocean quahog)
2007年、西洋アイスランド沖の海底から、400年以上生きている二枚貝が発見されました。 これまで知られている動物の中で最長寿とみられると、英バンゴー大がホームページで発表しました。 見つかった貝はハマグリの仲間で、アイスランドガイという貝でした。 ...
イチジクコマユバチ(Fig Braconidae)
イチジクコバチはイチジクと共に生きてきた昆虫です。 イチジクの果実の中にはたくさんのつぶつぶがあります。 このつぶつぶのひとつひとつが花で、熟すと種子になります。 イチジクは漢字で「無花果」と書くように、実の中に花をつけます(隠頭花序)。...
カブトガニ(Horseshoe crab)
カブトガニは2億年もの昔から、種を絶やさずに生き続けてきた生き物です。 カブトガニにはなんと眼が5つあります。背の方に4つ、うち2つは複眼で物が見え、もう2つは単眼で光を感じるだけです。そして腹の方には1つ、腹眼という明暗を感じる眼があるのです。...
アオアズマヤドリ(Satin Bowerbird)
アオアズマヤドリはオーストラリアに住む鳥です。 アオアズマヤドリのオスは、繁殖期になると地面の上に無数の枝を立て、2枚の壁を作ります。 その小屋(東屋)が完成すると、周りに青い色のものを運んできては装飾をします そしてオスは、完成した東屋の前でメスにアピールします。...