レミング(Lemming)
レミング(Lemming)は、哺乳綱ネズミ目キヌゲネズミ科ハタネズミ亜科レミング族の動物の総称。
和名はタビネズミ(旅鼠)。北極及び北極近辺のツンドラ生物群系に生息しています。
3~4年周期で個体数が急激に増減することが知られています。
スカンディナビアではレミングは集団自殺する動物であると言い伝えられていて、「集団で海に飛び込む」という伝説が古くから知られていました。また16世紀頃までは「雲の中から自然発生する」とも考えられており、1555年のスウェーデンの文献に、「雲から生まれる」ことを示唆する木版画が描かれています。
この、レミングが集団自殺をするという話は、「白い荒野(1958年)」というディズニー製作のドキュメンタリー映画をきっかけに広まりました。
ですが最近ではレミングは集団自殺をするのではなく、実際には新たな餌場を探して集団移住を行っている際に一部の個体が海に落ちて溺れ死ぬことはあるが、これは自殺ではなく事故であり、すべての個体が海で溺れ死ぬことはないと言う見解です。