収斂進化(Convergent evolution)
たとえば、魚類であるサメと、哺乳類であるイルカ、恐竜と同時代の海生爬虫類である魚竜は、異なるグループなのに見た目がよく似ています。 哺乳類であるサイと恐竜のトリケラトプスもよく似ています。
このような進化の仕方を、収斂進化(しゅうれんしんか)と呼びます。
異なるグループなのに体型がそっくりに進化する現象のことを言います。
これは同じ環境での同じような生活様式に適応した結果であり、自然淘汰の威力を物語る好例とも解釈できますが、動物の体を形成する遺伝子群(ホメオボックス)はほとんどのグループで共通していることが発見され、新たな解釈が迫られています。